院長にボトックス注射打ってみた!!
2024年10月9日
こんにちは、志木駅ナカ、駅チカの歯医者 志木駅前歯科グループの歯科医師の阿部です。
本日、院長に歯ぎしり防止のため、咬筋ボトックス注射を行いました!
院長は中学生のころから、歯ぎしりに悩まされているとのことです。
家族からも『ずっと歯ぎしりしてて、隣の部屋まで聞こえるよ、大丈夫?』と心配されていたほどです。
歯ぎしりはブラキシズムとも呼ばれ、一言で言っても、多くのタイプが存在します。
歯ぎしりのタイプ
①グラインディング:ぎりぎり歯ぎしり
②クレンチング:ぐーっと食いしばり歯ぎしり
③タッピング:カチカチ歯ぎしり
歯ぎしりのタイミングとして
①日中の食いしばり:料理中、デスクワーク中、何かに集中しているときに起こるもの
②睡眠時の歯ぎしり:無意識下のため、とても大きな力がかかるため、歯が欠ける、割れるなどのリスクがあり、かなり危険です。
よくある方法としてナイトガード言って、夜間の睡眠時の歯ぎしりをしても歯に負担が少ないようにするためにマウスピースをはめて寝てもらう習慣をつけているとのことでした。
こちらがナイトガードです。症状、タイプ別に厚み、硬さを選択していきます。
セラミック治療やインプラント治療をされた方には夜間のマウスピースもおすすめです。
そもそも歯ぎしりはなんで起こるのでしょうか?
歯ぎしり(ブラキシズム)の原因はいくつかあります。主な要因には以下のようなものがあります:
- ストレスや不安:精神的な緊張やストレスが、無意識のうちに歯を食いしばることにつながります。院長の苦労お察しします。。
- 睡眠障害: 睡眠時無呼吸症候群やその他の睡眠障害が、短時間で覚醒してしまいやすい方は歯ぎしりを引き起こすことがあります。
- 歯の不正咬合: 歯並びや噛み合わせの問題で噛むときにも無意識にストレスを感じ、歯ぎしりの原因になることがあります。歯ならびは綺麗です笑
- 生活習慣: カフェインやアルコールの摂取、喫煙などが影響を与えることがあります。お酒飲みすぎてないかな。。。
- 遺伝的要因: 家族に歯ぎしりの人が多い場合、遺伝的な要因も考えられます。
歯医者で行われるボトックス(ボツリヌス毒素)治療の目的には主に顎関節症や歯ぎしり(ブラキシズム)、咬筋の過活動に対するものが、あります。
顎関節症、歯ぎしり、咬筋(咬むとき、手で触ると頬の固くなる筋肉)の過活動の治療、これらの症状に対するボトックス注射の効果については
様々なものがあり、志木駅前歯科グループでも多くの患者様がその効果を実感頂けています。
ボトックス注射の効果
- 顎関節症(TMD)の軽減:顎の筋肉(主には咬筋)に力が入り、緊張し過ぎることで起こる痛みや不快感を軽減する効果があります。ボトックスを咬筋や側頭筋に注射することで、筋肉の収縮を抑制し、顎関節にかかる負担を軽減します。なぜ、顎関節に負担がかかるとよくないかというと、顎関節の後方には、小さな血管網があります。そちらが圧迫されることで、血流が悪くなり、それに伴い、痛みや顎関節の異常、頭痛に繋がるとされております。
- 歯ぎしり(ブラキシズム)の抑制:ボトックスを咬筋に注射することで、筋肉の過剰な活動を抑え、夜間の歯ぎしりや歯の食いしばりを軽減します。これにより、歯や顎へのダメージを防ぐことが期待されます。
- 顔の形状改善:過度に発達した咬筋を縮小することで、顔の輪郭がスリムになる効果も期待できます。特に、顎が四角い形になっている場合に、フェイスラインを細く見せる目的で使用されることがあります。
- 頭痛や偏頭痛の軽減:咬筋や側頭筋の緊張が原因で頭痛が発生している場合、ボトックス注射によって筋肉をリラックスさせ、痛みを軽減する効果もあります。
効果の持続期間は個人差がありますが、通常は3〜6か月程度です。
また、矯正治療中の患者様の中にはなかなか歯が動きにくいなどの噛み合わせが強いことが原因な場合もあり、矯正治療と併用してボトックス注射を併用することも当院では
行なっております。
このようにボトックス治療には大きなメリットがある反面デメリットとしては
1,効果の持続期間: ボトックスの効果は通常3〜6ヶ月程度で、定期的な施術が必要です。
2,副作用: 注射部位の腫れや痛み、内出血などが起こることがあります。また、過剰に注入すると筋肉が過度に弛緩し、噛む能力の低下など機能に影響を与える可能性があります。
3,感染リスク: 注射に伴う感染のリスクがあります。しっかりと術野の消毒が必須で、衛生管理が不十分な場合は特に注意が必要です。
4,費用: 継続的な施術が必要なため、費用がかさむことがあります。(当院では、1回両頬に33,000円 税込となります)
5,効果の個人差: 効果が人によって異なるため、思ったような結果が得られないことがあります。
6,適応の限界: ボトックスはすべての患者に適しているわけではなく、特定の症状や状態にのみ効果的です。歯科の範囲で注射ができる場所には咬筋と限定があります。
処置の流れを解説していきます。
①まずはお薬の準備です。
ニューロノックスという薬品を使用します。
針はかなり細いので、痛みはほとんどございません。
②変化の確認のため、お顔のお写真を撮ります。
本日の院長の術前、術後のお顔の写真をあげます。数週間ほどで、お顔の変化があるか、見ていきたいと思います。
変化がわからなくなるので、いっぱい食べて太らないでくださいね!
注射の針ができるだけ痛くないように、アイシングを行います。
院長曰く冷たいとのことです。
③術野の消毒をアルコールで行います。(アルコールアレルギーの方はお伝えください。)
④咬筋の位置をくしばってもらって確認します。
⑤咬筋に数箇所に分けて注射していきます。
⑥左右で同じように行います。
時間にして3分ほどと短時間で終了します。
もちろん、患者様に対して必ず問診と同意書を取得してから処置を行うので、心配なことはなんでも聞いてくださいね!!
⑦最後に注射後の顔写真をお撮りします。
すぐには変化は分かりませんが、数週間でお顔の変化が起こることもあります。
志木でボトックス治療なら、志木駅前歯科グループにいつでもご相談ください!
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歯科医師 阿部 未愛